| - 子どもが遊ぶというのは、当たり前のように見えます。もし、遊ばなくなったらどういう弊害が考えられるか、ほとんどの人は真剣に考えていないのではないでしょうか。 |
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| 仙田 満 氏 |
私が、子どもの遊びにかかわるようになったのは、1964年に大学を卒業し、勤めた建築設計事務所の仕事で、「こどもの国」(横浜市)の設計にかかわったのがきっかけでした。
「こどもの国」は、今上天皇が皇太子時代のご結婚(1959年)を記念してつくられた自然型の児童遊園地です。1年半ほど、近くの農家に寄宿して、遊園地内の施設である林間学校の設計に当たったものです。完成したのは、65年です。
この65年というのが重要な節目になったということが、その後、いくつか実施した全国調査でも明らかになりました。皇太子ご結婚ということでテレビが全国に普及し、それまで外で遊んでいた子どもたちが、家で遊ぶように転換していく時期なのです。
当時、22歳から24歳でしたから、私自身、10年前は子どもです。自分の子ども時代と比べ、時代の変化が非常によくわかりました。例えば、多くの家族が「こどもの国」に来ましたが、マイカーでやって来て、ボール遊びやスケートで遊ぶわけです。(園内にある)自然、野山では遊ばないで。
そんな姿を見て、感じたわけです。われわれのころとは違ったなあ、と。
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