企業化された独創的研究に与えられる井上春成賞に小久保正・中部大学生命健康学部教授、及川勝成・東北大学大学院工学研究科准教授と、それぞれの製品化企業である日本メディカルマテリアル、JFE条鋼が選ばれ、21日東京・大手町の経団連会館で授賞式が行われた。
小久保氏は丈夫なチタンを人工関節に使うユニークなアルカリ加熱処理技術を開発し、日本メディカルマテリアルが企業化に成功した。及川氏は、環境に有害な鉛を用いない快削鋼をコンピュータ計算により探し出し、JFE条鋼がこの成果をもとに商品化に成功した。
小久保氏は、受賞のあいさつで「薬事承認を得るまでに長い時間がかかった結果、特許切れまで後3年しかないのが残念だ。もっと早く商品化が認められていたら国内だけでなく海外にもこの人工関節を普及できた」と医薬品・医療機器の許認可に時間がかかる日本の現状を批判していた。
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